キャンペーンステッカー

 一部路線廃止の噂がある可部線ですが、状況がはっきりしないので平成12年11月に現地調査し ました。その前に、可部線の特色について記載をしておきます。もともとは浜田まで延ばす計画で着工されたようです。
 そうそう、ステッカーの「パックマン」みたいなキャラクターですが、 「かべせんくん」(平成7年に誕生)という名で、走っている気動車をイメージしたものです。

 「2万人増員」に向け自治体を中心に活動しています。

時代を逆行した可部線スタフ
 現在加計−三段峡間においてスタフ閉塞が施行されており、それ自体は不思議でもなんでもないが、 実は可部までの電化区間に先立って自動閉塞化されたという輝かしい(?)歴史があり、その後スタフ閉塞にさ れた(鉄道統計年報によれば平成7年度)という極めて異色な経歴をたどっている。例の事故による信楽高原 鉄道を除けば、他に例を知らない。但し理由は不明だが、連査閉塞式だった上沼垂−東新潟港間(併合閉塞あり)の焼島−東 新潟港間がタブレット閉塞化されたケースはある。もちろん通票携帯標も設置された。
 現在は筒賀・戸河内・三段峡の各駅で色灯式信号機が横向きにされており、線路自体もはがされて はいない。スタフ化の理由は列車本数の減少に伴い設備が不要になったということだが、加計を無人化出来なかっ たため、軌道回路の保守等で費用をかけるより割安だったことによる措置であろう。それにしても、2人勤務を1 人には減らせるのだが。
 なお通票携帯標はなく、ホームに巨大な字で「スタフはよいか!」という標識が立っている。 スタフは票券閉塞タイプ。
 加計の乗車券はハンディーターミナルによるペラ券。三段峡は最混雑時期にハンディーターミナルで対応していたが、通常は金額が印刷された軟券。

廃止について
 加計町役場総務課の地元配布資料によると、JR西日本は可部−三段峡間を廃止する意向であり、 その決定前にダイヤを見直し、利便性の向上により11/1〜2/12の期間中にJR引継ぎ当初の輸送密度 1kmあたり800人/日を達成出来れば存続を検討する、との条件が提示されたという。現在の利用状況は421人/日。
 当時は可部−加計間9.5往復、加計−三段峡間6往復で、臨時が広島−三段峡間1往復のダイヤで あったが、今回の増発により、可部−加計間9.5往復、加計−三段峡間7.5往復、臨時も復活しての試験的ダイヤとなっ た。他に接続時刻の改善もされた。2/13以後は予定通り臨時便を取り止めたが、加計−三段峡の下り最終列車のダイヤは継続され, 可部−三段峡の直通運転となっている。
 なお試験ダイヤ施行に伴い、早朝夜間に回送列車が設定されていた。もちろんスタフ滞泊の関係である。

 上記期間に旅客数が増加したため、再度平成13年度1年間の試験ダイヤが実施された。 しかし最終的に輸送密度は目標ラインに達せず、JR西日本は廃止を届出。平成15年11月30日をもって廃止。